GalaxyS23 FEの画面交換
本日は、GalaxyS23 FEの画面交換をさせていただきました。
落下の衝撃で画面にひびが入ってしまったようです。
ビフォー
早速、修理をはじめます。
まずは、背面のパネルを取り外します。
パネルを外すには、下の道具を使いました。
隙間に無水エタノールを流しながら、テープの粘着を弱めて、パネルとフレームの間に、ヘラやピックを入れ込んで、パネルを外していきます。
外せました。
次は、バッテリーのコネクターを外して、基盤に電気が流れないようにする必要がありますが、コネクターの上にカバーがネジでとめられているので、まずはそれを外していきます。
ねじはプラスです。サイズは1.5を使いました。
とりあえず、見えているねじは全部外しました。
場合によっては、ねじが保護テープで覆われていて、見えなくなっていることがあります。
ねじがついた状態で、カバーを外そうとすると、カバーが壊れてしまうので、スムーズに取り外せないときは、まだねじがついたままになっていないか再度確認してください。
ねじが外せたので、カバーを外していきます。
上部のカバーには、コネクターがついているので、あらかじめ外しておきます。
下部カバーはフレームにしっかりはまっているので、少し取りずらいですが、右側にある矢印の先にある穴に、ヘラなどを差し込んで持ち上げると、簡単に取り外せます。
カバーが取り外せました。
これで、ようやくバッテリーのコネクターが外せます。
オレンジ色のものがバッテリーのケーブルです。
外します。
これで、回路に電気が流れなくなったので、予期せぬショートなどの危険は起こりずらくなりました。
このあとは、割れてしまっている画面を外していきますが、外す際、テープの粘着力を弱くするためにヒートガンやヒートマットを使って、端末を温めます。
この際、端末は普段以上に高温になるので、熱に弱いリチウムイオンバッテリーや、あまり熱を加えたくないカメラや基盤などは、故障のリスクを考慮して、先に取り外しておくことにします。
これで、安心して画面を外すことができます。
画面から伸びているケーブルはこの位置に粘着テープで固定されています。
ついたままだと外すときに作業しずらいので、あらかじめ外しておきます。
画面をヒートマットで温めていきます。
温度は最高で50℃ほど。
温める時間は、まず10秒ほど温めてみて、粘着がまだ強いようだったら、再度同じ時間加熱します。
あとは、最初に背面のパネルを外したときに使った道具を使い、フレームから画面を外していきます。
画面が外せました。
フレームの縁に残っている、ガラスの破片やテープをきれいにして、新しい画面を取りつけます。
あとは、外していたパーツを戻して、カバーを取り付け、パネルを戻します。
電源を付け、動作確認をして、修理完了です。
約1時間ほどかかりました。
アフター
ちょっとの割れでも…
今回の方の画面割れは、割れの具合も軽度で、そのまま使っていてもいいように思えますが、一度割れた画面を使い続けるのは多くのリスクが伴います。
耐衝撃性が著しく低下
一度ひびの入った画面は、耐衝撃性が著しく低下します。
スマホの画面はガラスでできていますが、これは端末に衝撃が加わったときに、まずガラスが割れて衝撃を吸収することで、内部の精密部品などへの影響を小さくするためといった理由があります。
しかし、一度ガラスが割れてしまうと、次衝撃が加わったときには、基盤などにダイレクトに衝撃が伝わり起動不良などのリスクが高まります。
内部に水滴ができやすくなる
軽度の割れでも、少しの隙間があれば、内部に水滴がしみこんでいきます。
また、温度変化による結露などで内部に水気を含みやすくもなります。
そうなると、カメラが曇ったり、最悪の場合、水没による基盤故障などが起こることがあります。
こういったリスクがあるため、たとえ軽微な割れであっても、なるべく早く修理されることをおすすめします。
修理時間と料金
GalaxyS23 FEの画面交換
修理時間:約1時間
料金:¥34,650
となっております。
アンドロイドは機種によって、店頭に在庫がない場合がございます。
その場合、パーツを発注し、店頭に届いてからの修理となるので、即日対応できない場合がございますので、予めご了承ください。
遠方よりご来店されるかたは、事前に電話やメールにてお問合せください。
Galaxy以外にも、XperiaやAQUOS、GooglePixelなどの修理も承っていますので、お困りの方はお気軽にご来店ください。
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