夏になると、海やプール、川遊び、アウトドアイベントなど水辺でのアクティビティが増えます。
それに伴い、スマートフォンの水没トラブルも急増する季節です。
とくにiPhone13は防水機能(IP68)を備えてはいますが、完全防水ではなくあくまで「耐水」レベル。水没したまま放置したり、誤った対処をしてしまうと、内部基板に深刻なダメージを与えてしまいます。
この記事では、iPhone13の水没復旧修理について、夏場に多いケースや、修理の流れ、注意点などを詳しくご紹介いたします。
☀ 夏は水没のハイシーズン!
プール・海・突然の雨…iPhone13の「耐水」に注意
「iPhoneは防水だから大丈夫」と思っている方も多いですが、Appleが公表しているiPhone13の防水性能はIP68等級で、水深6mで最大30分までの耐水試験をクリアしたというもの。
しかしこれはあくまで「新品状態」での性能です。
実際には以下のような条件で水没故障が発生しています:
・プールや海水で使用していて浸水
・トイレや浴槽への落下
・雨の日の屋外での使用中に濡れて起動不可に
・ジップロックに入れていたが水が浸入してしまった
特に海水やお風呂場の蒸気は塩分や成分が腐食の原因となり、内部基板の故障を早めます。夏のレジャーで「うっかり濡らしてしまった…」というケースは非常に多く、水没復旧の依頼件数は
6月〜8月がピークになります。
🛠 水没修理の流れ
初動が命!修理の成否を分ける3つのポイント
iPhone13が水没した際、まず最も重要なのは電源を入れないこと。通電させると基板にショートが起きてしまい、復旧できる可能性が一気に下がります。
当店では、以下のような手順で水没修理を行います:
1.外装を開け、内部の水分・腐食状況をチェック
2.ロジックボード(基板)を洗浄・乾燥(専用の薬剤や装置を使用)
3.仮組みで起動テスト。必要に応じてバッテリーや画面の仮交換
4.起動成功後、データの確認・お渡し前最終チェック
水没修理は「部品交換」ではなく基板復旧作業がメインのため、技術的にも難易度の高い修理です。しかし、正しい方法と迅速な対応であれば高確率でデータの取り出しや端末復旧が可能です。
復旧の成功率を上げるためには、以下のポイントを押さえましょう:
・電源を入れない・充電しない
・SIMカードを抜く
・すぐに修理店に持ち込む(時間が勝負)
🔄 iPhone13はまだまだ現役!復旧の価値は大
修理か買い替えか迷ったときの判断基準
iPhone13は2021年モデルですが、性能面では現在でも十分なスペックを持ち合わせており、多くのユーザーにとって「まだまだ現役」のモデルです。
万が一水没してしまっても、基板の復旧と必要な部品交換で、十分に再利用可能な状態まで回復させることができます。
また、修理によって大切な写真やLINEの履歴など、クラウドに残っていないデータが救える可能性も高いため、「データだけでも取り出したい」という方にも水没修理は有効です。
さらに、近年は中古スマホ市場が活発になっているため、復旧した端末を下取りに出すという選択肢もあります。新品で買い直すよりも、復旧して使い続ける方が結果的にコストパフォーマン
スが高いケースが多いのです。
【まとめ】
夏場はスマートフォンの水没事故が増える時期です。iPhone13は耐水性能を持つとはいえ、完全防水ではないため、油断すると大切なデータも端末も失ってしまうリスクがあります。
水没した場合は、まず電源を入れず、すぐに修理店に相談することが何より重要です。
当店では、iPhone13の水没復旧を即日対応・データそのままで承っております。夏の思い出と大切な情報を守るためにも、お困りの際はぜひご相談ください。