本日は新居浜市内のお客様よりiPhone14の水没処置依頼をいただきました。
iPhone14,15シリーズの修理時間は平均50分
防水処置金額は要相談で防水材交換は別途1,100円いただきます。
端末紹介
新居浜市内のお客様よりiPhone14の水没処置依頼
水没・結露処置は時間が勝負です。
御依頼端末の紹介
本日ご依頼いただいたiPhone14は2022年に発売されたApple社製スマートフォンです。
ポイントとしては、
内部構造の大幅な変更です。
以前は背面破損=本体交換か非正規点でのフレーム交換ですが、
iPhone14のPro,ProMaxを除く機種は背面のみの修理ができるようになりました。
・・・ただ、これには欠点も。
端末の状態
端末の状態は水没
カメラ部に水が結露してしまっています。
こっこんな時は電源を切って米櫃にシューート・・・
やめてください。
一番おすすめは、Simスロットを抜き50~60℃程度でドライヤーなどで加熱するのがいいかと・・・
電源を切ってしまうと本体の発熱がなくなり、
基板の結露の可能性が。
米櫃は具体的に意味があるかというと・・・
さて、本体を分解し水抜きを行う水没処置は、
平均50分ほどで行います。
料金は機種・状態によって異なりますので、
店頭でご相談ください。
修理過程
修理過程
分解
裏ブタをパカっと、OH・・・すっげぇ水滴しかもカメラユニット内に結露が。
しかも水分検知シールが真っ赤に反応しています。
ただ基板は湿っていないので早く乾かしましょう。
清掃
カメラや裏蓋を外し50℃程度で長期間加熱します。
その間にカメラレンズカバーなどを拭き清掃を行います。
組み立て
各部を組み立て動作確認を取り、
防水材を張替え接着剤も追加し裏蓋を閉じます。
類似修理や再発防止
類似修理はこちら
再発防止策
iPhoneはあくまで耐水です。
防水でなく耐水のため、
防水材の劣化や周囲環境で耐水性も変わります。
避けるべきはアルコール・油分と高温です。
事実、分解の際には防水材の粘着性を弱めるために加熱し、
アルコールを使用して分解を行います。
最近の防水材性能は高くても限界はありますし、修理後は製造直後より防水性は下がるため水中撮影などは絶対に行わないようにしましょう。