iPhoneSE3が起動しなくなった
本日は、起動しなくなったiPhoneSE3の修理をさせていただきました。
昨日までは普通に使えていたのに、今日の朝、突然画面がつかなくなったので、ご来店くださったようです。
端末をお預かりして、状態を確認してみると、操作音などは鳴っているようだったので、画面の不良の可能性が高いと思い画面の交換を行いました。
交換後は無事、画面も点灯し、操作も問題なく動きました。
スマホが起動しなくなる原因
今回の端末は、おそらく気づかないところで画面に衝撃が加わり液晶が映らなくなってしまったと考えられます。
このほかに、スマホが起動しなくなる原因として考えられるものをご紹介します。
バッテリー関連の原因
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バッテリーが完全に放電している
長期間使用していなかったり、バッテリー残量が0%の状態で放置していた場合、内部の保護回路が作動して一時的に起動できなくなることがあります。復帰には30分〜1時間以上の充電が必要なこともあります。
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充電ケーブルやアダプターが故障している
外見ではわからない断線や接触不良が原因で、実際には充電できていないケースもあります。別のケーブルやアダプターで試すことが効果的です。
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バッテリー自体が劣化・故障している
長年使ったスマホではバッテリーの劣化が進み、電圧が安定せず起動できなくなることがあります。特に冬場など気温が低いとより影響を受けます。
ソフトウェアの問題
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OSのクラッシュやシステムファイルが破損している
アップデートの途中で電源が落ちる、または中断されると、OSが正常に起動できなくなることがあります。この場合は初期化やリカバリーモードによる修復が必要です。
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アプリの不具合やウイルス感染によって起動を妨げられている
悪質なアプリがOSに干渉し、起動時にフリーズしたり、ロゴの画面から進まないことがあります。セーフモードでの起動を試すことが有効です。
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ルート化や改造に失敗し、システムが壊れている
非公式の方法でシステムに手を加えると、重要なファイルが壊れてしまい、起動できなくなるケースがあります。ファームウェアの再インストールが必要なこともあります。
ハードウェアの不具合
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落下や水没などで内部基板が損傷している
目立った外傷がなくても、内部のチップや回路が損傷して起動不能になることがあります。電源が入らない、あるいはリンゴループ(iPhoneでリンゴマークが繰り返し表示される)などが見られます。
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電源ボタンが故障していて反応しない
物理的なボタンが壊れていると、電源を入れる操作自体ができません。修理や、電源接続で自動起動する機能(特定機種)を使う必要があります。
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ディスプレイが壊れていて電源は入っているが画面が映らない
内部では正常に動作していても、液晶が壊れていると全く映らず、「完全に電源が入らない」と誤解することがあります。通知音やバイブが動くかどうかで判別可能です。
使用環境も問題
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SIMカードやSDカードが正しく接続されていない
カードがズレていたり、読み込みエラーを起こしていると、機種によっては起動処理で止まってしまうことがあります。抜き差しして再確認するのが有効です。
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スマホが極端に熱くなっている、または冷えすぎているため安全機能で起動しない
スマホは高温・低温に対して自動で起動制限をかけることがあります。特に冬場の車中や夏の直射日光下では注意が必要です。常温でしばらく置いてから再起動を試みてください。
修理時間と料金
iPhoneSE3 画面交換
修理時間:約30分
料金:¥13,200
となっております。
今回の症状は、画面交換で改善されましたが、起動不良の原因は基盤の故障の場合もあります。
基盤だった場合、端末を1週間前後お預かりしての修理となります。
お時間かかってしまい大変申し訳ありませんが、ご了承ください。
ご家族の写真や、その他大切なデータなどは高い確率で復旧することができます。
バックアップをとっておらず、お困りの方は是非お問合せください。
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