「うっかりスマホを水に落としてしまった!」
そんな突然の水没トラブルは、季節を問わず発生します。今回ご紹介するのは、Xperia 1Ⅴの水没復旧修理事例です。
Xperiaシリーズは高い防水性能を備えていますが、“完全防水”ではありません。
特にお風呂や海水、ジュースなどの液体に長時間触れてしまうと、内部に水分が侵入し、基板がショートして電源が入らなくなるケースもあります。
今回は、お風呂での使用中に誤って水没させてしまったXperia 1Ⅴを、基板洗浄と部品交換により復旧させた事例をご紹介します。
Xperia 1Ⅴ 水没トラブルの原因と症状
【きっかけ】お風呂で動画視聴中に湯船へ落下
ご依頼いただいたのは、Xperia 1Ⅴをお風呂で動画視聴中に手を滑らせ、湯船へ落としてしまったというケースです。
すぐに取り出したものの、画面は真っ暗で反応なし。
充電器を挿しても起動せず、完全に電源が入らない状態でした。
【初動対応】水没時にやってはいけないこと
水没後、すぐに電源を入れて確認したくなるお気持ちはよく分かります。
しかし、これは最も避けたい行動です。
内部に水分が残った状態で通電すると、ショートを引き起こし基板に深刻なダメージを与えてしまいます。
水没直後は、以下の対応が理想です。
・電源を入れない
・充電しない
・SIMカードを取り出す
・できるだけ早く修理店へ持ち込む
特に温水は内部乾燥が遅く、腐食が進みやすいため要注意です。
【症状】起動しない=基板障害の可能性
当店で分解診断を行ったところ、外装に大きな損傷はありませんでしたが、内部には水分の侵入痕と基板の腐食が確認されました。
このようなケースでは、自然乾燥だけでは復旧できません。
精密な基板洗浄と必要部品の交換作業が必要になります。
修理の流れ:分解〜基板洗浄・復旧作業
【分解・洗浄】内部の腐食を徹底除去
まず端末を慎重に分解し、基板・コネクタ・ケーブル類を取り外します。
腐食箇所を確認しクリーニング。
【乾燥・点検】ショート箇所の特定
洗浄後は専用乾燥機で完全乾燥。
その後、電圧測定と通電テストを実施します。
【起動確認】データそのままで復旧成功
通電したところ、無事に起動。
タッチ操作・Wi-Fi接続・カメラ・スピーカーすべて正常動作を確認できました。
写真やLINE、アプリデータもそのまま残っており、バックアップが取れない状況だったお客様にも大変喜んでいただけました。
正規修理との違い
メーカー正規修理の場合、水没は本体交換対応となることが多く、データは初期化されてしまいます。
一方、当店のような基板修理対応店では、可能な限りデータを残したまま修理を行います。
「データを諦めたくない」
「できるだけ費用を抑えたい」
そんな方に、水没復旧修理はおすすめです。








