西条市のお客様より Google Pixel8 の修理をご依頼いただきました。
症状
・画面が真っ暗なブラックアウト状態
・通知音や振動は反応あり
・タッチ操作は不能
落下後から表示が消えたとのこと。
おそらく 衝撃による内部パネル破損 と判断しました。
修理過程
分解
Pixel8は画面側から分解する構造。
加熱し接着を緩め、慎重にディスプレイを取り外します。
内部確認
基板損傷や水没反応はなし。
表示パネルのみ破損を確認。
画面交換
破損ディスプレイを取り外し、新品パネルへ交換。
組み立て・動作確認
表示・タッチ・指紋認証すべて正常動作を確認。 無事復旧となりました。
小ネタ:OLEDの種類について
現在のスマートフォンは、従来の液晶(LCD)とは異なり、 OLED / AMOLEDと呼ばれる有機ELディスプレイが主流です。
黒の表現力が高く、パネル自体が発光するためコントラストが非常に豊か。
さらに薄型化・低消費電力というメリットがあり、 超低価格帯を除き現在のスタンダードとなっています。
SOFTOLEDとHARDOLEDの違い
■ SOFTOLED(プラスチック基板型)
基板が柔らかいプラスチック膜で構成。
折り畳みスマホにも使われるように、 物理的変形に強い特性があります。
■ HARDOLED(ガラス基板型)
基板がガラス製。
曲げに弱く、衝撃で割れやすいのが特徴です。
実際、 表面ガラスは無傷なのに内部OLED基板が割れて表示不良 というケースは非常に多いです。
Pixel Aシリーズ、Galaxy Aシリーズ、Xperia10シリーズ、 POCOなど数年前のモデルではHARDOLED採用機も多く見られました。
近年ではNothingなどが3a liteでも公表しているように、 エントリー帯でもSOFTOLED採用機が増えています。
OLEDのデメリット
デメリット① 焼き付き
同じ表示を長時間続けることで、素子の劣化差が発生し、 残像のように表示が残る現象。
有機材料ゆえに寿命があり、経年で発生しやすくなります。
デメリット② HARDOLEDの破損しやすさ
基板がガラスのため衝撃に弱く、 内部ガラス割れによるブラックアウトや 青黒いシミが画面全体に広がる表示不良が代表的です。
今回のようなブラックアウト症状は、 HARDOLED機種で特に多い故障パターンです。
まとめ
ブラックアウトは基板故障のように見えて、 実はディスプレイ破損というケースが多数。
表示が消えた=即買い替えではありません。
画面交換で復旧できる可能性があります。
Android修理もお気軽にご相談ください。










