本日は西条市より、iPad 第7世代の修理依頼
起動不良トラブルでご来店いただきました。
電源ボタンを押してもリンゴマークが点いたり消えたりを繰り返す状態で、正常起動ができない症状でした。
診断の結果、バッテリーの劣化による電力不足が原因と判明し、
バッテリー交換にて改善が可能と判断いたしました。
修理料金は 17,200円(税込)、作業時間は平均60〜120分です。
端末紹介
iPad 第7世代は2019年発売の10.2インチモデルで、教育用途でも広く使用されている人気機種です。
御依頼端末の紹介
起動しない状態が続き、充電をしてもリンゴループのような挙動がありました。
内部ログ確認では LowBatteryLog が多数記録されており、バッテリーが十分な電力を保持できていない状況 でした。
端末の状態
電圧は一時的に上がっても維持できず、起動途中でシャットダウンしてしまう典型的なバッテリー劣化症状。
充電端子・基板側の異常は見られず、バッテリー単体の不良が原因と判断しました。
⚠ 起動不良は「データ喪失リスク」を伴う場合があります
バッテリー劣化による起動不良は改善できるケースが多いですが、
電力不足が続くとシステムファイル破損の危険があります。
- 再起動ループが続く
- 電圧が安定しない
- 起動途中で落ちる
上記症状はデータ破損の前兆となることが多く、
早めのバッテリー交換が重要です。
修理過程
修理過程
iPad7はガラスと液晶が分離型のため、ガラスを丁寧に開けて内部にアクセスします。
iPad特有の強力な粘着により難易度が高いため、温度管理をしながら慎重に作業を進めます。
分解
画面を開口し、バッテリー周辺のケーブルを保護しながら分解。
バッテリー固定テープを取り外し、劣化バッテリーを取り除きます。
清掃
内部フレームの粘着残りを除去し、新しいバッテリーが安定して装着できるよう整えます。
交換
新しいバッテリーを搭載し、起動チェックを実施。
電圧の安定性・充電の上昇・システム起動を確認し問題なし。
バッテリー交換後はリンゴループも解消し、正常に起動するようになりました。
料金・作業時間・割引特典
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- バッテリー交換:17,200円(税込)
- 作業時間:60〜120分
★セット割について★
・同時修理(画面・スピーカー・コネクタ等)で追加料金が割引されます。
・ガラスフィルムとのセット購入で貼付代金が割引され、より安全にご利用いただけます。
再発防止策
iPadは使用年数が3〜4年を超えるとバッテリー劣化が顕著になります。
充電しながらの長時間使用は劣化をさらに進めるため注意が必要です。
また、電池残量が0%になる前にこまめに充電することで、劣化を大きく抑えることができます。










