本日は新居浜市内より、
OPPO Reno9 Aのバッテリー膨張による修理相談をいただきました。
背面ガラスが大きく持ち上がるほど内部が膨張しており、非常に危険な状態でした。
端末紹介
OPPO Reno9 Aは、国産端末にはない高コスパ・大容量バッテリー・軽量でスタイリッシュなデザインが特徴の人気モデルです。特に日本市場向けモデルとして販売されているため、防水性能やおサイフケータイへの対応など、国内利用で使い勝手の良いスマートフォンとして評価されています。
しかし、このモデルに限らずAndroid端末は内部構造やパーツ流通がメーカーごとに大きく異なるため、修理の可否や価格がiPhoneよりも安定しにくい特徴があります。当店では可能な限り調査・提案し、最適な対応方法をご案内しております。
故障状態の詳細
今回の症状はバッテリー膨張により、背面ガラスが大きく浮き上がってしまっていました。バッテリー内部のガス発生により物理的にパーツが押し出され、隙間が生じてしまう典型的な危険状態です。
膨張は自然治癒せず悪化する一方であり、最終的には発煙・発火の危険性があるため緊急度の高い故障です。
⚠ 今回の注意項目(膨張による異物侵入)
背面パネルやディスプレイが浮き上がり隙間ができると、防水性が完全に失われるだけでなく、以下の重大リスクが発生します。
- 水・湿気・汗・ホコリ・砂・繊維の侵入
- カメラユニット内レンズへの異物混入
- 基板ショートや腐食による完全故障
- 膨張進行による本体変形で修理不可となる可能性
特にカメラ部は非常に繊細で、微細な異物でも撮影品質低下や内部傷の原因となり、高額修理へ発展する可能性があります。
そのため、膨張が確認できた場合は絶対に押したりテープで固定したりせず、早急に修理店舗へご相談ください。
まれに瞬間接着剤を使用し、膨張によって浮き上がった個所を
修理調査・作業について
■ 分解前点検
膨張度合い・隙間位置・基板腐食・カメラユニットの状態を目視および計測し、交換可能かどうか判断します。
■ 分解とパーツ分離
粘着構造の背面パネルを専用治具で温めて剥離し、内部バッテリーを安全手順で取り外します。膨張バッテリーは非常に危険なため、力を加えず慎重に対応します。
■ 新バッテリー組込み・調整
安全基準に合う互換バッテリーを仮装着し、電圧値・起動テスト・温度監視の確認後に本組み込みします。
■ 最終確認
起動・充電反応・通信・センサー・カメラ動作など項目別チェックを実施し、お渡し可能と判断します。
料金・時間・補足
- 修理料金:要問い合わせ
- 作業時間:平均60分
- 状態により追加時間・追加調査の場合あり
Android修理は型番・ロット・流通可能部材により大きく状況が変わるため、まずはお問い合わせください。











