今回は人気のハイエンド機種「Galaxy Note20 Ultra」のバッテリー交換についてご紹介します。
近年、お客様から「スマホの画面が浮いてきた」「ケースが閉まらなくなった」といったご相談をいただくことが増えてきました。
その多くの原因が、バッテリーの膨張によるものです。
今回は実際のGalaxy Note20Ultraのバッテリー交換作業の流れや、バッテリーが膨張する原因・危険性について詳しく解説します。
Galaxy Note20 Ultra バッテリー交換の流れ
作業手順
① 事前チェックと受付
まずはお客様から症状をヒアリングし、端末の状態を確認します。
バッテリー膨張の場合、ディスプレイや背面フレームが浮き上がっていることが多く、隙間ができていたり、タッチ不良が起きている場合もあります。
② 背面パネルの分解
GalaxyNote20Ultraは背面から分解するタイプです。
背面パネルは強力な接着剤で固定されているため、ヒートガンで温めながら慎重に取り外します。
内部のケーブルや基板に注意しながら、バッテリーを丁寧に取り外します。 膨張しているバッテリーは特に注意が必要で、無理に外すと発火や破裂のリスクがあるため、慎重な作業が必要です。③ バッテリーの取り外し
新品のPSE認証済みバッテリーを装着し、端末を元通りに組み立てます。 すべての動作確認を行った後、お客様へお渡しとなります。 データもそのままでお返し可能です。④ 新しいバッテリーの取り付けと組み立て
なぜバッテリーは膨張するのか?
衝撃や経年劣化で膨張の危険性UP
スマホのバッテリーにはリチウムイオン電池が使用されています。
この電池は長期間の使用や高温環境、充電と放電の繰り返しによって内部にガスが発生し、膨張してしまうことがあります。
以下のような状況がバッテリー膨張を引き起こします
・長時間の充電や過充電
・高温多湿の場所での使用
・粗悪な充電器・ケーブルの使用
・落下や衝撃によるダメージ
特にGalaxyNote20Ultraのような高性能機種は発熱もしやすく、夏場の使用には注意が必要です。
特に今からの時期気をつけたいのが「車内への放置」
夏場のダッシュボードにスマホやモバイルバッテリーを放置していたため発熱し爆発、車内が黒焦げになった事例も⋯
大変危険なため、車内へ置いたままの端末は夏季は回収をおすすめします。
バッテリー膨張の危険性とは?
バッテリー膨張は見た目の問題だけでなく、重大なトラブルを引き起こす可能性があります。
・発火・爆発のリスク
膨張したバッテリーは内部で化学反応が進行しており、わずかな衝撃や発熱が引き金となって発火する可能性があります。
これが原因で火災ややけど事故が報告されているケースも少なくありません。
・ディスプレイ破損
バッテリーの膨張によって画面が押し上げられ、最悪の場合ディスプレイが割れてしまうことも。
修理費用がさらに高額になるリスクがあります。
・タッチ操作や動作不良
内部の基板やコネクタにも影響を与え、動作不良や起動不可になるケースもあります。
バッテリーの不具合が他の故障を引き起こす可能性があるため、早めの対応が大切です。
お問い合わせ
Android修理はスマートクールまで
「まだ使えるから大丈夫」と思っていても、バッテリーの劣化はある日突然深刻な問題を引き起こすことがあります。
少しでも膨らみや違和感を感じたら、すぐに点検・交換をおすすめします。
当店ではGalaxyシリーズの修理実績が豊富にあり、データそのままで対応可能です。
バッテリーに違和感を感じたら、まずはお気軽に当店までご相談ください!