スイッチ2 において、注目されているのが新しいソフト形式「キーカード」の存在です。
このキーカードは従来のSwitchソフトとは大きく異なり、ゲームデータをカードに内蔵せず、オンライン経由でダウンロードしてプレイする仕組みが採用されています。
この記事では、Switch2で採用される「キーカード」の特徴や利点、注意点、そしてなぜこの形式が導入されたのかをわかりやすく解説します。
Switch2で登場!新たなゲームソフトの形「キーカード」とは?
データを持たない“起動専用”カード
Switch2で新たに登場する「キーカード」は、従来のゲームカードとは大きく異なり、ゲーム本編のデータを内蔵していません。キーカードには、ゲームを起動するための「キー(鍵)」だけが記録されており、ゲームを初めてプレイする際にインターネットを通じて本編データをダウンロードする必要があります。
このダウンロードデータは、Switch 2本体のストレージまたは対応するmicroSD Expressカードに保存されます。つまり、キーカードは物理的なパッケージでありながら、データはデジタルで取得する“ハイブリッド型”の仕組みと言えるでしょう。
また、カード本体には鍵マークが表示されており、パッケージにも「キーカードであること」が記載されているため、購入時の確認も容易です。
キーカードと従来ソフトの違いとは?
差し込むだけでは遊べない新形式
従来のSwitch用ゲームカードは、差し込むだけですぐにプレイが可能でした。しかし、キーカードではゲーム本体のデータが存在しないため、初回起動時にネット接続が必須となります。さらに、ダウンロード後もプレイ時にはキーカードをSwitch2本体に挿入しておく必要があります。
この形式のメリットは、大容量化するゲームに対応しやすくなることです。近年のタイトルは30GB~60GB超えのものも珍しくなく、物理メディアの製造コストや容量制限が課題となっていました。キーカード方式であれば、これらの問題をクリアしつつ、パッケージ版の所有感を残すことができます。
ただし、ストレージの容量確保は重要です。Switch2には内蔵で256GBのストレージがありますが、複数タイトルを所持する場合は、microSD Expressカードの併用がおすすめです。
キーカードのメリット・デメリット
所有感と利便性は◎、でもネット環境は必須
キーカードには、デジタルとパッケージ両方の良さを活かしたメリットがあります。
メリット:
・大容量ゲームに対応しやすい
・パッケージを所有できる
・アカウントと紐づけられていないため、中古売買や貸し借りが自由
デメリット:
・初回起動時にネット接続が必要(オフライン不可)
・ゲームデータは本体またはmicroSDに保存されるため、ストレージ管理が必要
・将来的に任天堂のネットワークサービスが終了すれば、再ダウンロードできなくなる可能性も
このように、キーカードは一見便利な新形式ですが、安定したネット環境があることが前提となります。特に出先でゲームを始めようとしたときに、ネットが使えずプレイできない、という事態も考えられるため注意が必要です。
まとめ
Switch2 の「キーカード」は、これからのゲームソフトの新たなスタイルとして注目されています。パッケージ版の所有感を残しつつ、デジタル配信の柔軟性を取り入れた画期的な形式ですが、ネット環境とストレージ容量の準備は必須です。
キーカード採用タイトルの増加が見込まれる中、ゲーム購入時には**「キーカードかどうか」**を必ず確認し、自分のプレイスタイルに合ったソフト形式を選ぶようにしましょう。