新居浜市内のお客様よりiPhone12の画面交換修理依頼を頂きました。
症状はおそらく結露による画面故障で、
画面・防水材の交換修理依頼で22,550円
修理時間は1時間になりました。
端末紹介
本日は新居浜市内のお客様よりiPhone12の画面交換修理依頼を頂きました。
端末紹介 iPhone12
2020年後期発売
iPhone12は2020年後期に発売されたApple製のスマートフォンです。
先代に比べ変更点は比較的多く、デザイン・ディスプレイやProモデル限定機能などもあります。
ご依頼端末の状態
ご依頼端末は画面が一切点灯しない状態です。
ただ起動はしているようで、
撮影写真にはfaceID用の赤外線投光器の光が写っていますね。
修理費用は画面交換で治る場合は
22,000円+550円の計22,550円
基板修理が必要な場合は2万円以上になってきます。
スマホの防水性って？
伝えたいのはただ一つ、
スマホに防水性を求めるな。
語弊も含む言い方ですが、
多くのスマホが画面やバックパネルなどを接着剤で止め、
その接着剤の性能が防水性に直結しているといっても過言ではないでしょう。
ただ、
所詮は接着剤です。
分解時にこれらを取れやすくするアルコールはもちろん、
水道水以上に異物を含む水分や油など。
化粧品や菓子に付着する油分、
垢や油脂などなど接着剤を劣化させる原因は身近な場所に多くあります。
当然劣化すれば性能は落ちて、
正常に防水機能を果たすことができない場合があります。
修理をすれば、公式・非公式問わず、
新品同様の防水性を保つことは難しいでしょう。
なので、水をかぶってしまうことや緊急時はともかくスマホに防水性を求めないでください。
海や川に行くとき、
お風呂で使うときなどは水分対策を行いましょう。
交換過程
まずは画面と本体の分離
構造はiPhoneXや11と大して変わりませんが、
画面接着剤が変更されたため、
初見での無破損分解はさらに難しくなりました。
接着やツメを取り、
画面を外す一歩前でこんな感じ。
内部に水滴があります・・・
防水兼接着剤はこんな感じ、
画像は下部スピーカー部で接着剤に破れなどは一見するとありません。
ただ、フレームと画面の間に溜まった汚れが目立ちますね。
古い物は除去し、清掃して互換品ですが新しいものを取り付けておきます。
今回は画面破損やある程度軽微な損傷でおさまったようなので、
画面交換のみで無事に起動しました。
