新居浜市内のお客様よりiPhone13のバッテリー交換依頼を頂きました。
電池が正常に動いていないときの簡易的な確認法も紹介しています。
端末紹介とバッテリーの簡易診断
本日は新居浜市内のお客様よりiPhone13のバッテリー交換依頼を頂きました。
今回は単なる劣化ではなく、
バッテリーの充電量が急に減ったり熱くなるそう・・・
嫌な予感しますね。
端末紹介
iPhone13 2021年年後期発売 約10万円~
iPhone13は2021年後期発売のメインシリーズです。
12シリーズからの目立った変更点は無く、
外見上でわかる点はボタン位置とイヤースピーカー位置の変更くらい。
12シリーズと異なり、
Proと無印モデルのフレームサイズは一緒ですが、
カメラバンプのサイズが無地・Proで異なるため、
ケースは基本的に互換性がありません。
13シリーズには欠点があり、
iOS16.1アップデート時の無印問わず画面が間緑になる不具合が発生。
さらに13Pro,ProMaxなど120Hz対応モデルでは頻繁に
画面が白や緑になる持病を持っています。
ご依頼端末の状態
ご依頼端末はバッテリーの減りが早いとのこと。
設定を見てみると・・・
LowBatteryLogが複数記録されています。
このログの見方は以下の通り
バッテリーの簡易診断
設定を開きます。
プライバシー項目を開きます。
解析と改善を開きます。
解析データを出します。
アルファベット順に並んでいます、
上にスクロールして検索窓を出すことも可能です。
LowBatteryLogが複数出ていたらバッテリーの不良があるでしょう。
また、panicfullというログが出ている場合は基板の故障などで再起動などを起こしています。
買い替えや保証での交換を受けれるか調べましょう。
一件二件や間をおいて出力されている場合は
特に問題なく、バッテリーの劣化で済みますが。
この端末のように同日中に5件以上出力されているときは、
BMSの故障や膨張などの症状が出ていることがあります。
有機ELの場合、押しても液晶のように変色しないので、初期の膨張に気づきにくいです。
修理過程
修理は簡単・・・とは言えません。
SE3をのぞくiPhone12以降の機種の分解難度はそれなりです。
今まである程度の接着力しかなかった防水材が変更され
強力な接着剤になったのです。
具体的にはバックパネル式のandroid端末と同じ程度の難度でしょうか。
まあiFlexヘラと加熱機とアルコールがあればminiシリーズ以外敵ではありません。
ちゃっちゃと分解しましょう。
画面を開けると・・・
膨張したバッテリーにご対面。
ひどく膨れているわけではありませんが、
変形しています。
バッテリーと防水材を交換して組みなおします。
特に動作不良もなく交換完了です。