新居浜市内のお客様よりアンドロイド 搭載 スマホの修理 依頼
端末はAQUOS Sense8
画面剥離の症状です。
端末と持病の紹介
本日は愛媛県新居浜市内のお客様よりアンドロイド搭載スマホの修理依頼をいただきました。
端末紹介 SHARP製AQUOS Sense8
2023年後期発売 ミドルレンジ 約5.5万円
今回修理依頼をいただいたAQUOS sense8はSHARPから発売されている
AQUOSスマートフォンシリーズのWish,Sense,Rの中の性能を持つミドルレンジスマートフォンです。
処理性能はXperia10Ⅵなどと同じくらい、
画面はベゼルが小さく180Hzまでの可変リフレッシュレート、指紋・顔認証に対応
性能はエントリークラスですがカメラなど
様々な性能が高く使いやすい機種ですね。
持病
AQUOSの目玉である薄いベゼルですがここがAQUOSの弱点です。
AQUOSは画面から分解する表明け構造で、
画面の下は基板シールドです。
Xperiaなどは画面下がフレームで接着可能面積が広い一方、
空洞のAQUOSは薄いベゼル部分で接着するほかありません。
iPhoneの様にツメもないので・・・
まあわかりやすいですね。
こいつ、画面が外れやすいんです。
対処法
接着剤兼防水材は一度劣化すると使えなくなります。
接着剤の天敵といえばそう、
アルコール・シンナー等有機溶剤・油です。
他にはファンデーションや日焼け止めや保湿剤に含まれるグリセリンなども
接着を阻害することがありますので女性の方などは注意ですね。
処置過程
処置は分解・清掃・再接着です。
AQUOSの画面分解は接着剤の幅が小さい分簡単なほうですが、
画面もベゼルも薄いため割ったり、
ヘラを少しでも水平に差し込むとガラス面以外を傷つけ足りするので注意です。
うまく外せたらコネクタを覆うシールドを外してバッテリーと画面のコネクタを外します。
先ほど書いたようにファンデーションのようなものがありますね。
除去・清掃して新たな接着テープを付けましょう。
接着液剤を使う場合もありますが、
ベゼル幅が非常に狭いことや、
接着剤に含まれる有機溶剤が画面に及ぼす影響を考え今回はアクリルテープを使用します。
透明でオレンジ色のフィルムが付いた3Mやtesa製のやつですね。
あとは組みなおして処置完了です。
今回は画面再接着で5,500円になりました。