【目次】
iPhone 水没による起動不良
今回ご紹介するのは 水没させてしまったあいふぉんの起動できなくなった修理のご依頼です。
トイレに落としてしまい、洗って使っていたものの翌日にはなんにも反応しなくなったとのことでご来店いただきました。
最近発売しているスマホのほとんどは、防水・耐水・防塵・耐塵などの仕様が施されているものが多いのはご存知だと思います。
しかしそれでも機械の一つであることに変わりはなく、機械にとって水分は天敵です。
油断しないで
今回お持ちになったiPhone７ですが公式には防水性能＝IP67と説明書きがあります。
このIP６７という数値は「水深１Mまで最長３０分、水に耐えられる」ということを証明する数値となります。
つまり水に耐えられるということであり完全防水ではないということで、壊れない保証はどこにもありません。
また公式サイトには
・iPhoneを着用したまま泳いだり入浴すること
・サウナやスチームルームで使用すること
・意図的な水没
・推奨温度外での使用を控えること
と記載されています。
アイフォンの耐水性能に関してテストする際、常温の真水を使用しているため
お湯はもちろん海水やプールに含まれている水以外のものに関しては明記されておらず
ましてやお風呂場については環境温度も変化することから非推奨とも言われております。
ですので自分の使っているスマホがアイフォンに限らず、ほとんどのスマホは防水だから平気と思っていても
この定義の意味を理解するためにも再確認してみてはいかがでしょうか？
その他
今回のお客様ですが余計な水分を除去しパーツを取り付けても起動しませんでした。
そこで液晶パネルとバッテリーを新しいものを取り付けた結果、起動することに成功いたしました。
ですが今回起動したものの、あくまでもいつまで使えるかは保証できないということ。
いくら水分を除去したとはいえ一度浸かってしまった以上
いつまた同じような症状が起きても過言ではありません。
３日で使えなくなったかたもいらっしゃれば
１年使用していてもなにも問題なく使えている方など一概には言い難いのも事実です。
あくまでも水没復旧というのは「データを取り出すための一時的な措置」と考えていただければ幸いです。
データを移動させる際には必ず元の端末にて何かしらの操作が必要とされます。
タッチ操作ができない状態や、今回のような起動していない状態ですとなにもできません。
仮にバックアップを取得されていたとしても、全てが戻ってくるわけではありませんので直近のデータを要する場合は
元の端末から移行させるのが確実です。
またショップにいっても難しい、できない、諦めるしかないと言われてしまいがちですが
当店ではお客様の大事なデータ復旧に関して全力でお手伝いいたしますので
諦めている方がいらっしゃればまずは当店へお越しくださいませ。
※一部の修理内容につきましては法律によって禁止されておりますのでご了承ください。
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