本日は西条市よりiPhoneSE第2世代のバッテリー交換依頼をいただきました。
なんと今回は2台同時修理です。
【目次】
端末紹介と充電の小話
本日御依頼頂いた端末はiPhoneSE2です。
現状、主として使用できるiPhoneの中では一番バランスのとれた機種です。
処理性能はiPhone11に近く、端末は小型軽量。
メインシリーズで廃止された指紋認証機能TouchIDや、
流通の多いパーツや中古市場価格など。
バッテリーの容量などの問題はありますが、
ハイエンドを求めなかったり故障させやすい子供や
操作性・形状の変わらなさから老齢の方にも人気の機種です。
ただ発売日は2020年バッテリーの少なさによる充電回数の増加や、
経年劣化からバッテリーの容量が減っていることが多いです。
今回の御依頼端末は、一台目は80%です。
二台目は74%でかなり使い込まれていることがわかりますね。
ちなみに85~80%の劣化度の端末が多いように感じますが、
今回の端末のように70%ほどに劣化している端末は何が原因でこうなっているのでしょうか?
最新のiPhone15や14でも85%代から80%を切っている端末もあります。
バッテリーを劣化させる原因は何?
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温度
バッテリーの理想的な動作温度は16℃~25℃ほど。
そう、この温度を維持するのはとても難しいです・・・が
いくつかの点に注意すればかなりの改善が見込めます。-
低速充電
大きな電力を流すと損失によって起きる発熱も大きくなります。
排熱ができているなら問題はありませんが、大抵は熱を持ち30℃以上になってしまいます。
そこで出てくるのが低速充電です、20W以上の充電が絶対に必要なのはパソコンくらい。
就寝前や在宅などでは低速充電にすることでバッテリーの劣化を抑えられるかもしれません。
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空または満充電
充電池に使われる電極は
空の状態や満充電だと劣化が早まります。事実iPhone15などでは常時充電量を80%に制限する設定が使えます。
修理過程
修理は30分~45分ほどかかります。
手順は画面を開け、
画面と本体を切り離したら清掃を行います。
清掃はかなり大事で、こちらが清掃前。
こちらが清掃後です。
異物が残ったままや、パッキンを残したままだと防水性に以上をきたすことがあります。
後はバッテリーなどを交換すれば作業完了です。
お問い合わせなど
御依頼は西条市以外からもバッテリー交換やそれ以外も多くいただきます。