本日は愛媛県 西条市朔日市 周辺よりXperiaの修理依頼をいただきました。
android修理は廉価な互換パーツが少なく
特に最近の有機Elディスプレイ搭載型の画面修理はiPhoneに比べ
修理金額が比較にならないほど高額になります。
今回は画面修理でも安価に修理できた非常にまれなケースです。
【目次】
端末紹介 Xperia 1 Ⅳ(ワンマークフォー)
本日愛媛県 西条市朔日市 周辺からご来店されたお客様よりご依頼いただいた端末はXperia 1 Ⅳ(ワンマークフォー)
縦長で個性ある画面比率、縦配列のカメラに独自の撮影アプリ、
5000mAhの大型バッテリーなどXperia現行シリーズの旗艦型として
十分なカタログスペックを持っています。
そんな端末ですがお客様の端末は・・・
床に落とした衝撃で画面が付かなくなったそうです。
状態確認
画面は点かないものの充電や強制再起動のバイブレーションやPCでの認識もできています。
こうなると故障原因はいくつかあります。
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画面の故障
落下の衝撃により内部通信ケーブルの破損やコントロールICの破損・剥離などにより一切表示ができなくなる故障が発生することがあります。
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メイン基板の故障
落下の衝撃により携帯内部の主基板上のコネクタやSoC,メモリの破損や接続不良により起動・表示ができないことや不完全な表示を行うことがあります。
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コネクタ異常
落下の衝撃により画面・主基板間のコネクタやジャンパケーブル・画面間の接続コネクタが落下の衝撃で外れたりして異常が発生することがあります。
強制再起動を行えば治る事例も稀にありますが、
今回は事前確認時に強制再起動を行い動作確認を行っているので。
残る可能性は分解して調べていくほかありません。
修理過程の紹介。
まずは分解
XperiaXⅡ以降シリーズの分解はコツさえつかめば比較的容易です。
バックプレートを外し、基板上の固定具を取り外します。
こうすると主基板に接続された各種配線を取り外しできるようになったので
まずは画面配線を取り外し、付け直して動作確認を行います。
症状は変わりません。
側面ボタンの配線や下部基板と主基板間のフレキ・バッテリー・スピーカーを外せば
画面側のコネクタと主基板をつなぐジャンパケーブルの接続部が見えます。
画像の赤丸で囲まれた部分が該当箇所です。
両面テープで外れにくく加工されているので、熱を加えながら慎重に外します。
コネクタを洗浄剤で洗浄した後付け直して動作確認を行うと・・・
無事にメーカーロゴが表示され起動しました。
本日の修理金額と類似修理のお問い合わせ。
今回はコネクタの異常でしたが
ディスプレイの交換を行う場合は
新しい端末かつ有機EL型であることから5万円異常の修理金額になります。
交換修理の場合は取り寄せに数日いただくことになります。