今治市日吉町 本日はSwitchの液晶交換をさせていただきました。
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Switch 液晶交換 今治市日吉町から
本日はSwitchの液晶交換をさせていただきました。
端末を落としてしまってから画面全体に筋のような縦線が入ってしまったようです。
液晶ディスプレイとは?
端末をお預かりして、早速修理を行いました。
修理をしながらふと、どのような原理で液晶ディスプレイは映っているんだろうと疑問に思いました。
そのため、この場をお借りして液晶ディスプレイについて調べたことをまとめたいと思います。
下の写真がSwitchの液晶ディスプレイです。
まず、液晶とはどういったものなのでしょうか?
ウィキペディアには下記のような説明があります。
液晶(えきしょう、英: Liquid Crystal)は、液体のような流動性と、結晶のような異方性を兼ね備えた物質である。一部の液晶は、電圧を印加すると光学特性が変化する。この性質を応用した液晶ディスプレイなどの製品が広く普及している。
説明の中にある、異方性について説明しておきましょう。
ある物質の性質や分布が方向に依存するとき、その物質は異方性があるといいます。
例えば、ガラスに水を付着させそこに光を当てた場合、どのような方向からでも水は光を通します。
これは水が光を通すという性質は、方向に依存しないからです。
しかし、ガラスに液晶と塗布した場合は、ある方向と条件下では光を通さなくなることがあります。
この異方性が液晶ディスプレイの原理を説明する上で重要になってきます。
つづいて、液晶ディスプレイの動作原理についてご説明します。
液晶は配向膜と呼ばれる一定方向に微細な溝のある板に挟まれています。
このとき、液晶分子は配向膜の溝にそって規則正しく並びます。
液晶分子は細長い形をしているので、イメージとしては波板の上に空き缶を置いて振動させると自然と溝に収まっていくような感じです。
液晶を挟み込んでいる配向膜ですが、実は溝の方向を90°ずらして配置されています。
これによって、液晶分子の方向も配向膜の間で90°ねじれた状態になります。
さて、この内部を光が通過したときどうなるでしょうか?
液晶に光を通過させると、光は分子の隙間に沿って通貨します。
上記のように、分子の並びが90°ねじれている場合、光も90°ねじれて通過します。
しかし、液晶に電圧を加えると、配向膜に対して垂直に並ぶためねじれは解消され、その中を通る光も直進するようになります。
これが、上記で説明した液晶の異方性で、電圧の印加することで自身を通過する光の進行方向を変えることができます。
さて、液晶を配向膜で挟み込んだものを、さらに偏光フィルターで挟みます。
このとき、偏光フィルターを90°ねじって、つまり、光が通過しないように偏光方向を直交させて挟み込むと、液晶を通過した光は90°ねじれているので、偏光フィルターを通過することができます。
ここに、電圧をかけると、光は液晶内を直進するので、直交した偏光フィルターによって遮断され通過することができなくなります。
このように、電圧を印加していないときは光を通し、印加したときは光を通さない、電圧が引き金となって液晶が光のシャッターのような役割をするように作られています。
上記のような原理を利用して作られているのが、TN型液晶ディスプレイで、低コストで生産できるため、最も利用されている液晶ディスプレイになります。
ここまで、液晶ディスプレイの動作原理についてご説明しました。
しかし、これだけでは光が通るか、通らないか、つまり、画面でいうと明るいか暗いかしか表現できていません。
Switchの画面は、白黒ではなくちゃんとカラーで表現されています。
なので、次回のブログでは、液晶ディスプレイのカラーフィルターについて書いてみたいと思います。
液晶交換にかかる費用
当店でSwitchの液晶ディスプレイを交換する場合
料金は¥14,800
時間は30分から1時間ほど
となっています。
もちろん、データはそのままです。
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