新居浜市上原 よりiPhone12の水没復旧でご依頼いただきました。
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①iPhoneの水没事故
防水機能があると思われているiPhoneですが
実際には、耐水機能という、完全に水分を防ぐ機能は備わっていないのです。
そのため、iPhoneが水分で浸ってしまうような状況に陥ってしまうと
内部に水分が侵入してしまう危険性があります。
では、搭載されている耐水機能とはどのようなものなのか。
iPhoneには外からでは確認することが出来ない内部の見えない箇所に
耐水テープというパッキンのようなものがフレームに沿って貼られております。
端末本体と画面の隙間に貼られておりますので、
丁度、水分が侵入しやすい箇所を抑えてくれております。
また、完全に水分を遮断することが出来ない耐水の機能となりますので
長時間に渡り雨にさらされていたり、
飲み物がかかってしまい、そのままにしていたり、
お風呂や川や海などの水が張っている本体丸ごと浸かってしまうと
用意に内部に水分が侵入してしまい水没端末となってしまいます。
加えて、iPhoneのモデルによっても耐水機能の基準が異なっております。
一般的には新しいモデルほど防水性が高いといわれておりますが
どんなに最新のモデルでも耐水機能には変わりありませんので
水辺でiPhoneを使用する際には注意が必要になります。
②いざ水没してしまった際の対処法
どんなに注意をしていても急な事故により水没してしまうこともあります。
そんなときに間違った対処、してはいけないことをご紹介していきます。
・電源を切る、入れない
端末が水没した際に電源が入っていた場合は直ちに電源を切りましょう。
内部に水分が侵入しているのは違いありませんが、
端末内部の基板や電源のコネクタ付近に水分が到達してしまうと
ショートが起こってしまい起動不良の原因となります。
・一日以上かけてじっくり乾燥させる
乾燥剤を使用するよりかは風通しのいい環境で
一日以上、電源を落としたままゆっくり乾燥させるのがベストです。
また、シムトレイを抜いておくと空気に触れる箇所が増え乾燥の効率が上がります。
・近くの修理店で内部の確認をしてもらう
よくネットの情報で乾燥後は電源を入れて
そのまま使用できると記載されている場合があります。
しかし、それは軽度の水没に限る他、
度合いにより一概には言い切れないことがあります。
そのため、十分に乾燥させた後には電源を入れて
使用する前にお近くの修理店で見てもらいましょう。
また、電源が入った場合でその時に問題なく使用が出来ていたとしても
一度、水没してしまった端末は一週間、一ヶ月、半年後と
症状が発覚するまでに時間がかかる場合があります。
使用していたら急に電源が入らなくなったり、データが破損してしまう恐れもあります。
加えて、その時点からの修理では復旧するのが難しくことがほとんどとなっております。
③本日の修理
今回、新居浜市上原よりご依頼いただきましたのは
iPhone12の水没による起動不良の修理になります。
リュックサックの中にiPhone12と一緒に入っていたお茶がこぼれており、
気づかないままでいたところ、水没していたとのことです。
内部を開封後、しっかり水分が侵入しているのが分かります。
また、各部品にも水分が付着している状態でしたので
まずは水分除去、洗浄、調整を行って行きます。
結果、水没復旧だけでは起動が確認できませんでしたので部品の故障が考えられます。
今回は水没の影響により画面が液晶故障をお起こしておりました。
加えて、バッテリー自体もショートしており、バッテリー交換も必要となりました。
交換後は正常に起動してくれ、データもそのままで修理が完了しました。
水没の直接的な負荷により稀に内部データが消えてしまう危険性も。
しかし、当店ではデータ復旧の修理も承っておりますのでご安心ください。
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