この記事では
「コンデンサの役割」
についてご説明していきます。
さまざまな回路に用いられるコンデンサ
コンデンサは、ほとんどの電子機器に使用されています。
コンデンサは、抵抗やコイルとともに、電子回路の基本となる3大受動部品と呼ばれています。
受動部品とは、受け取った電力を消費したり、貯めたり、放出したりする部品のことです。
3大受動部品は、
回路図でコイルを表す「L」
コンデンサの「C」
抵抗器の「R」から
それぞれ記号をとってLCRと呼ばれることもあります。
コンデンサの役割
コンデンサの性質は次の2つがあります。
1 電荷(電気)を蓄える
2 直流電流を通さないが、交流電流は通すことができる
この性質からコンデンサは次のような使われ方をしています。
1、電荷を貯めたり放電したりする
電荷を貯めたり放電したりできるのはコンデンサの構造に由来します。
電荷を蓄えるだけでなく、放電もできるため、
コンデンサそのものを電源として使えます。
これを利用するのがカメラのストロボです。
カメラのストロボを強く発光させるためには、
瞬間的に高い電圧をかけなければいけません。
しかしカメラを動かす回路には、
そこまで高い電圧は必要としていません。
そこでコンデンサ内に電荷を貯めておき、
一気に放出させて強い発光を得る仕組みになっています。
2、電圧を一定に保つ
コンデンサの電荷を蓄えたり放電したりできる機能は電圧を一定に保つためにも使えます。
並列回路に入ってくる電圧が高いときには充電し、
電圧が低いときには放電して、
電圧の脈動を軽減できるのです。
コンセントから流れてくる電気は交流電流ですが、
多くの電子回路は直流電流で動きます。
そのため、交流を直流に変える作用をもつ「整流回路」を通して一方に整えるのですが、
その段階では波の山の部分が続くような不安定な電流となっています。
そこでコンデンサにより脈動を抑え、電圧を一定に保つ仕組みになっています。
3、ノイズを取り除く
コンデンサがノイズを取り除く仕組みでは、
直流電流は通さず交流電流は通す機能が役に立ちます。
直流電流に含まれるノイズは、
周波数の高い交流成分ですので、
コンデンサを通りやすい性質があります。
入力と出力の間に、分岐回路を設け、
コンデンサとそこから繋がる抵抗のない回路(グラウンド)を作ります。
すると交流成分はコンデンサへと流れていき、
直流電流のみが出力回路へと流れていくのです。
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