西条市のお客様よりiPhone12miniのバッテリー交換依頼
端末紹介
本日は西条市のお客様よりiPhone12miniのバッテリー交換依頼をいただきました。
端末紹介iPhone12mini 2020年後期発売
iPhone12miniはiPhone8以降大型化し続けるメインシリーズに対し、
小型軽量高性能を求めた端末でした・・・
ただ、時期が悪かった
そう、2020年と言えばiPhoneSE第二世代(iPhoneSE2020年モデル)です。
こちらには指紋認証ボタンがあり、
安いながらもiPhone11に近い処理性能を持たせてあったのです。
こうなると小型軽量大画面高性能vs小型軽量高性能廉価という需要の共食い不可避な状況になってしまったのです。
さらに、小型機需要が減少して現在まで続く大画面化の流れに移行していたというのがあります。
そんな端末ですが、バッテリーは端末の大きさの都合上小さいものの、
十分な処理性能やiPhoneSE2にない超広角カメラや有機ELなどで未だに使用者が多いです。
端末の状態
ただ、やはり約4年半前の端末です。
バッテリーの小ささからサイクル進行が早いというのも相まって、
今回のご依頼端末のバッテリー劣化度はなんと67%わお!
iPhone12シリーズは基本的に70~85%くらいでバッテリー交換依頼を受けるので、
60%代は・・・なかなかお目にかかれません。
交換料金はバッテリー交換のみが11,000円で防水材交換を付けると+550円です。
防水材交換の必要性は以降の分解交換過程で紹介しています。
修理過程
iPhone12miniは画面が小さい上に、
取り外しの際に負荷がかかると画面が非常に破損しやすい端末です。
しっかり加熱してアルコールを使って丁寧に外します。
外す際は画面の曲げ破損以外にも、
ケーブル切断やドットプロジェクターに触れないよう注意しましょう。
バッテリーを外す際のアルコールは上下計6滴ほどで十分です。
防水材は汚れたり破れたりしています。
除去・清掃して新しいものを張り付けてやります。
すべて組みなおし、動作確認が取れたら交換は完了です。
防水材を除去する際のポイントはは平刃2mmのデザインナイフで慎重に削り取り、
残った汚れは脱脂綿とアルコールでふき取ることです。