水没したiPhone13の修理
本日は、水没したiPhone13の修理をさせていただきました。
海水浴中、水着のポケットにiPhoneを入れたままにしていたようで、内部までがっつり海水が入っていました。
左側に見えている赤色の部分はもともとは白色なんですが、
水に触れるとこのような色に変わって内部に水が入ったかどうかを確認するサインになっています。
まずは、取り外せるパーツを全部外して、水気をなくします。
海水による塩分を取り除くため、接点洗浄でパーツをきれいにしてから乾燥させます。
しばらくしてから、パーツを組み直して電源を押してみましたが、リンゴマークが出ない状態でした。
ただ、起動時の振動や、通知音は鳴っていたので、画面にも異常があると判断し交換してみたところ無事画面が表示されました。
水没したらすること
水没したら起きる症状
電源まわり
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電源が入らない/勝手に再起動を繰り返す
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バッテリーが異常に早く減る
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充電ができない、または充電中に異常発熱する
画面・表示
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画面が真っ暗のまま
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液晶にシミや水滴のような跡が残る
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タッチが反応しない、一部だけ効かない
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勝手に操作される(ゴーストタッチ)
音・振動
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スピーカーから音が出ない/こもった音になる
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マイクが使えない
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バイブレーションが動かない
カメラ・センサー
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レンズが曇る
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カメラが起動しない/画像がぼやける
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指紋認証・顔認証が使えなくなる
通信機能
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SIMカードを認識しない
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Wi-FiやBluetoothが繋がらない
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通話中に雑音が入る
内部的な影響
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基板やコネクタの腐食 → 時間が経ってから症状が悪化
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水分が乾いた後でもサビ・導電性の残留物でショートが起きる
対策
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すぐに電源を切る
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電源が入ったままだとショートの危険があります。
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充電器に繋がっている場合は直ちに外してください。
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ケースやアクセサリーを外す
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スマホケース、SIMカード、SDカード、イヤホンなどを取り外します。
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できるだけ水分を拭き取る
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表面を乾いた布やペーパーで拭き取りましょう。
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充電口やイヤホンジャックから水を出すときは、軽く振る程度にとどめてください(強く振ると内部に広がる恐れあり)。
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乾燥させる
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風通しの良い場所で自然乾燥させます。
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ドライヤーの熱風は内部を傷めるのでNG。冷風なら可。
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シリカゲル(乾燥剤)があれば一緒に密閉袋に入れると効果的。
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米に埋める方法も昔からありますが、米粉が入り込むリスクがあるのでおすすめ度は低めです。
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すぐに電源を入れない
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少なくとも半日〜1日程度は乾燥させてから試す方が安全です。
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修理時間と料金
水没したiPhone13の修理
今回は内部の水滴除去と画面の交換をしました。
修理時間:約1~2時間
料金:水滴除去 ¥17,380 + 画面交換 ¥27,000
となっております。
これからの時期も海や川に行く機会は多く、水没する可能性は高いと思うので、もし何かありお困りの方はお気軽にご相談ください。
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