西条市のお客様よりiPhone13のバッテリー交換依頼を二台いただきました。
#の修理時間は平均・最短#分
修理金額は#,#円で防水材交換は別途550円いただきます。
【目次】
ご依頼端末について
本日は西条市のお客様よりiPhone13のバッテリー交換依頼を二台いただきました。
ご依頼端末について iPhone13 2021年後期発売
iPhone13はiPhone12のマイナーチェンジモデルです。
ボタン位置やカメラ機能に変更がある以外は、
定例通りのSoCアップグレードなどを基本としています。
Proに搭載されているLiDARスキャナは非搭載の仕様です。
ご依頼端末の状態
端末の状態は両機ともバッテリー劣化です。
片方は85%でもう一機は77%まで劣化しています。
この差はやはり運用方法によるものでしょう。
バッテリーは合計100%分の放電と充電を行ったことを1サイクルカウントとし、
500~800~1000カウントを寿命としています。
そのため、同同じ運用期間でもカウント進行速度により劣化に差が出てきます。
例えばゲームやSNSなどの娯楽や
動画編集エンコードなどの処理負荷の重い動作をよく使い、
バッテリーの充電を頻繁に行うと、
それだけバッテリーの0-100カウントは早く進みます。
一方電話機能やカメラ程度に絞り、
一日に何度も充電を行わないような使い方をすればカウント進行は極端に遅くなります。
さらに、バッテリーは熱に弱いため、
高負荷時にケースを着け熱がこもるようだと劣化が早まります。
加えて、バッテリーを含め本体温度が70℃程度に加熱されると、
バッテリーの不可逆的損傷が起こり膨張などを起こすため、
夏場の車内保管や暖房機器周辺は要注意です。
修理過程
iPhone13の修理課程は分解・交換(取り外し、清掃、取付)・組み立ての工程で行います。
分解
iPhone13の分解の際に注意するのは三点です。
まずは、画面破損です。
iPhone13の画面はSOFT有機ELですが
分解時下手に力をかけてしまうACF剥離などを起こします。
そのためしっかり過熱しアルコールを使い、
DDICやFPCのある下端は特に注意しながら分解を行うことです。
次にFaceID破損です。
インカメラユニット右端のドットプロジェクターは触れるだけで破損するので、
触れずに作業することや、
取り外せるようなら、外して安全なとこで保管することが重要です。
無論、各フレキを切断しないよう注意しましょう。
最後にネジ位置を間違えないよう、取り外し時と取付時両方注意や対処をしておきましょう。
交換
取り外し
ディスプレイが無事に外せたらバッテリーを外します。
バッテリーは揺れ防止のため、
テープで固定されています。
加熱しながら吸盤とアルコールを使い外します。
本体フレームにテープが残った場合はピンセットなどで外します。
清掃
バッテリー取り付け個所と、
画面を固定し防水気密を行うテープの除去や清掃を行うます。
防水材はピンセットで取れる場合もありますが、
基本的には2mm平刃のデザインナイフで削り取ります。
デザインナイフ使用時は基板や各種フレキを破損させないよう要注意です。
取付
新しいバッテリーと防水材を取り付けます。
互換品の防水材は厚みが足りない場合があるので、
二枚程度貼り付ける場合もあります。
組み立て
画面などを取付仮動作確認を行います。
無事に動作確認ができたら、
しばらく圧着を行いお客様にお返しします。
お問い合わせなど。
今回はフィルムの張替え依頼もいただきました。
修理の際はぜひフィルム張替えなどご相談ください。