本日は新居浜市内のお客様よりXiaomi mi11 liteの修理相談をいただきました。
今回のような基板修理は平均1週間ほど、
修理金額は平均4万円から。
【目次】
ご依頼端末について
新居浜市内のお客様よりXiaomi mi11 liteの修理相談
ご依頼端末について
Xiaomi mi11Liteは21年に発売された端末です。
薄型で、目立ちにくい高画素広角・超広角・マクロの3眼カメラを採用。
処理チップにはミドルレンジ向けのスナップドラゴン780を採用。
有機ELや大型バッテリーを搭載して、
なんと約4万円
価格・性能ともにとても魅力的です。
ご依頼端末の状態
端末の状態は起動不可能症状です。
電源長押しでのバイブレーションのみの場合や、
画像のように表示異常が発生したりなど、
いずれも起動ができずに電源が切れてしまいます。
大まかな原因
今回の故障原因はSoCのはんだクラックが原因かと思われます。
本来は基板と処理装置など、
各種基板表面実装部品ははんだによって基板表面の銅箔と溶接されています。
ただ、このはんだは成分や経年劣化や温度変化により割れることがあります。
割れてしますと当然基板との導通に不良が出ますので、
今回のような起動が不安定だったり、
起動しない症状が出てきます。
他の起動不良症状と要因など
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ブラックアウト-1
画面が真っ黒で一切の反応がない、
そんな症状は基盤故障のうち充電すらされない場合などがあります。これら症状は基本的に電源回路の故障や、
まれにバッテリーの破損や基板間接続ケーブル・コネクタの不良などの原因があります。電源周りの破損の場合は比較的容易に修理することが可能です。
ただ注意したいのはSoCの完全破損の場合です。
海水水没で重度の腐食を受けた場合など、
処理装置が復旧不可能になった場合に起こります。この場合はもうどうすることもできません。
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ブラックアウト-2
起動時や通知時のバイブレーションの他、
端末の反応がある場合これらはディスプレイの破損か、
基板内部の断線などの可能性があります。基本的にディスプレイの破損や異常が多く、
交換はもちろん強制再起動で治る場合も多いので、
お困りの際は一度お試しください。 -
再起動症状-1
再起動症状のうち、
起動時のメーカー・OSロゴまでしか起動しない場合あります。これら症状はandroid搭載端末と共通した原因だと、
今回のようなはんだクラックやNANDの破損・基板内断線などがあります。 -
再起動症状-2
起動後一定時間たって再起動する場合
これらは主にiPhoneに多く、
内部センサーからの応答がない場合や、
CPU電源回路不良や基板内断線などがあります。
もしこれらの基板破損や、起動不良でお困りでしたらぜひご相談ください。