新居浜市内のお客様よりSwitchの液晶縦線不良修理依頼を頂きました。
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【目次】
端末紹介とSwitchの持病紹介
本日は新居浜市内のお客様よりSwitchの液晶縦線不良修理依頼を頂きました。
端末紹介Switch通常型 前期モデル17~19年後期モデル19~現在
本日ご依頼いただいたのはSwitch通常型です。
先日Switchの後継機のSwitch2の発表がありましたが、
Switchもまだまだ現役です。
性能概要としては、
NVIDIA製APUと4GB RAM
ディスプレイはHD画質の60FPS液晶です。
ゲーム専用機としては十分でしょう。
ちなみにSwitch2は値段が約二万上がりましたが、
DLSSやRAMの増量など処理面に大幅改善に加え、
解像度がFHDになり120FPS表示が可能。
個人的には値段以上の進化をしている端末です。
ご依頼端末の状態
端末の状態はSwitchの持病の縦線病です。
Switchは名機ですが、
いくつかの持病を持っているのです。
今回は通常型の持病のみ、あげていきます。
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液晶不良
Switchには液晶が経年劣化などで決まった壊れ方をすることがあります。
例えば今回のように縦線が入る症状ともう一つ、
全体的に白っぽく横に映像を引き延ばしたようになる症状があります。これらは基本的に液晶交換で修理可能です。
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基板の破損
SwitchのType-Cコネクタは実用に耐えるレベルの耐久性を持っています。
しかし、雑に使ってしまえば接点金属が剥がれたりコネクタが故障してしまいます。
この時、剥がれた接点金属が他の接点に接触することで、
充電ICなどを破損させやすい設計になっています。このため、電源が付かなくなった!
の故障には基板の電源管理を行うPMICとコネクタの修理がほぼセットとなります。 -
仕様上仕方のない故障。
故障が多そうに見えるSwitchですが、
故障の中には部品の動作上いつか壊れるものがあります。例えばスティックです。
スティックは内部で可動部品がすり減り、
ドリフト現象や無反応になる故障が多くあります。例えば冷却ファンです。
冷却ファンは回転しており、
いくら高耐久なものを使っても、
いつかは軸受けの摩耗破損などで故障します。
修理過程
まずは基本分解です。
外装とシールドを外します。
外装ネジはどれも舐め易いものが多く、
特に上下ネジや背面四つ角の三枚羽根溝ネジはすごく舐めます。
しっかりとした回し方と、道具で作業しましょう
次に基板を外して、
前面から両面テープで固定されたタッチパネルとLCDを外します。
画面を外す際はよく加熱しアルコールと吸盤を使うのがおすすめです。
タッチパネルを再利用する際は、
もちろんタッチパネルの汚損・ケーブル切断などしないよう注意しましょう。
あとは逆手順で組みなおしていき修理完了ですが、
組みなおし時にも注意点があります。
本体基板のFPCコネクタにFPCを差す際はコネクタが破損しやすいので注意しましょう。