水没してしまったiPhoneXS
こんにちは、スマートクール今治新都市店です。
今回、iPhoneが水没して起動しなくなってしまったとご来店いただきました。
水没した経路を伺うとポケットに入れたまま洗濯してしまったとのことでした。
ということは、少なくとも水に浸かっている時間は30分以上になります。
iPhone7以降のモデルは防沫・耐水・防塵性能を備えていますが、
iPhoneXSは、深さ2mまで・最長30分間とされています。
ですが、永続的に維持されるものではなく、通常の使用でも耐性が低下する可能性はあります。
今回、起動していないということで当店でできることは、
まず、水没復旧作業をしたのち、それぞれのパーツを付けていき起動するのかを調査していきます。
それではさっそく調査していきましょう。
水没したiPhoneの修理工程
先ほどもご説明させていただきましたが、
水没したiPhoneの修理工程は、まず水没復旧作業をしていきます。
水没復旧作業というのは、iPhoneを開け、中に入ってしまった水分を乾燥させ全て取り除く作業になります。
この作業をしたのち、液晶パネル・バッテリー・近接センサーと付けていき、起動するかを調査していきますが、
それでも起動しない場合は、基板側も故障してしまっています。
基板も故障してしまっていると、店頭での修理ができないため1週間ほどお預かりしないといけません。
また、今回とは違って水没したけど起動しているということもあります。
その場合、特に問題なく使用出来たというケースや、画面がかすかに映っている・タッチが効かないなど、
いろんな症状があります。
特に問題なく使用出来ている場合でも、一度水没してしまっているので、
実は何らかのトラブルを抱えたままの状態であるケースがありますので、
突然起動しなくなったということは珍しくありません。
したがって、水没しても起動している場合は問題ないと思うのではなく、
最悪に事態に備えて、定期的にバックアップを取っておくことが大切です。
水没したときの対処法
iPhoneが水没したら、故障や症状の悪化、感電などのトラブルを防ぐためにも適切に対処することが重要です。
①iPhoneの電源を切る
②iPhoneについている水分をふき取る
③放置して乾燥させる
④SIMカードを抜く
⑤修理に出す
このように、水没後のiPhoneは、正常に起動していても大きなダメージを負っているかもしれません。
突然動作しなくなるケースもあるため、
基本的には電源を入れずに、早めに修理に出すことをおすすめします。